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ウィルソン株

うぃるそんかぶ
ウィルソン株
トロッコ道から大株歩道に入り進むと,目の前に見事な大株が現われます。それが屋久杉の大切り株、ウィルソン株です。標高1040m,胸高直径4.4mもある切株で,地上4.5mの高さで伐られています。1586年(天正14年),牧村の五郎七が足場を組み,豊臣秀吉の命令により大坂城築城(京都の方広寺建立とも)の為に切られたといわれています。(伐採当時推定樹齢3000~4000年)胸高周囲13.8m。 この大株は大正3年(1914年)ハーバード大学樹木園ための収集に中国など歴訪後, 日本を訪れたアメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソン(Ernest Henry Wilson)博士により調査され, ソメイヨシノなど多くの桜などの収集とともに1914年に西洋文化圏に紹介され,後年この株の名前の由来となりました。縄文杉発見の1966年の52年前の調査です。 株の中には清水が湧き出ていて、祠(ほこら)もあります。またこの杉は枝が多く,使い物にならなかった先端部分は,下の沢に放置され,今でも残っています。 また博士は1916年に「The Cherries of Japan」や「The Conifers and Taxads of Japan」の本を執筆し紹介しています。
名称ウィルソン株
樹高-
胸高周囲13.8m
樹齢(2,000年余)
備考巨大な切り株
最終更新日 2011-02-08